日本ではIoTが普及していますが、セキュリティのリスクも拡大しています。IoTには様々な対策が必要で、特にネットワークのセキュリティは重要です。インターネットの出入り口に加えて、途中の経路も確認します。IoTには多くの機器が接続されていますが、中には人の目が届かない機器も含まれています。
新しいテクノロジーのIoT機器には、最初からソフトウェアが組み込まれます。ソフトウェアには脆弱性のリスクがあるため、アップデートのための口が設けられています。脆弱性とは、プログラムの不具合などが原因になり発生する情報セキュリティ上の欠陥を指します。脆弱性が残っているのにパソコンを使っていると、ウイルスの感染や不正アクセスのリスクが高まります。
脆弱性が発見された場合は、ソフトウェアを開発しているメーカーが更新プログラムを提供します。脆弱性は完全な対策を行うのが難しく、次々と新しい脆弱性が発見されています。放置していると外部からの攻撃を受けやすくなるので、セキュリティ上の大きな問題になります。IoT機器のセキュリティでは、様々な技術が開発されています。
TLSは有効な防止策で、認証機能によって相手を確認できます。通信を始める時は証明書が送信されるので、間違った相手との通信を避けられます。暗号化で防御するTLSは、通信相手と接続する場合に暗号に使うカギを共有します。通信するデータを鍵を使って暗号化するため、ネットワークの安全に繋がります。