ファイアウォールの必要性

通信が遅くなる原因としてファイアウォールの存在があります。快適なネットワークを期待していると、使わないようにしてしまいたと思うかもしれませんが、お勧めできない理由があります。その理由は、これが最低限のセキュリティだからです。インターネットに接続するネットワークは、言わば実生活における公道になります。

不特定多数が存在していて、中には不正に侵入しようと考えている場合もあります。自宅の場合、玄関扉があって、鍵をかけておけば鍵を持っている人しか入れません。ファイアウォールをなくすということは、この玄関扉をなくして生活するようなものです。いつ誰が入ってくるかわからないし、何を持ち出されるかもわかりません。

だからセキュリティー上で最低限必要な機能といえます。ファイアウォールは、玄関扉でいう鍵を持っている人だけを通過させるためにフィルタリングをしています。ちょっと違うところは、出るときにも鍵を求められる点です。この鍵を持っているかを全ての通過するパケットに対して行うため時間がかかるし、鍵を持っていない場合は無条件で拒否してしまいます。

通過させるためには通行手形のように正しいものだという情報を登録する必要があります。一度設定してしまえば、あとは問題なく通過させることが可能です。もし通信が遅いことや通信できないことがあれば、ファイアウォールをなくすのではなく、登録を行うことで解決した方がいいでしょう。登録はアドレス単位で行うことができます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です